
付き合っている相手が、実は既婚者だった……。
こうした経験は、男性にも女性にも決して珍しいものではありません。この場合、独身同士だと思って交際していたのに、知らない間に不倫の片棒を担いでいたことになります。
しかし、だまされていたのならあなたに罪はありません。
ここでは付き合っている相手が既婚者であると判明した時にするべき4つのことをご紹介いたします。
1. すぐに関係を解消し、二度と会わない
まずは、相手に別れを告げ、二度と会わないことが大切です。
相手が「別れたくない」とあなたを引き留めても、絶対に応じてはいけません。
軽い気持ちで付き合いを続けると、いずれ社会的信用を失い、人生を棒に振る危険があります。
あなたはすでにトラブルに巻き込まれています。今後自分を守れるかどうかは、あなたの冷静な判断にかかっているのです。
今大事なのは「既婚者と解ってからは二度と会っていない」と主張できるよう、なんとしてもその事実を実際に作っておくことです。
「それでも好き、別れられない」と考えてしまう場合は、まず頭を冷やしましょう。誰にでも馴れ初めを説明できる関係でなければ、その相手との将来はありません。
2. メールで「なぜだましたのか」を問い詰める
会うことはもちろんですが、電話もおすすめできません。相手が、どんな嘘をついて丸め込もうとしてくるかわからないからです。
少しでも疑われるようなことをしてしまうと、相手の配偶者に訴えられたとき不利になってしまいます。
しかし、「なぜだましたのか」を問い詰め、「二度と会わない」と表明するメールを改めて送っておくのは重要なことです。メールを送るのは一度きり、その後返信する必要はありません。
ここでも、どんな言い訳をしてきても絶対に丸め込まれてはいけないという事を肝に銘じてください。
相手は重大な嘘をついていました。冷静に考えて、決して信用できる人間ではないのです。
本来ならば連絡を取ることもあってはならないのですが、「なぜだましたのか」と問い詰めておくことは後々役に立ちます。
その理由を、次の段落でご説明していきます。
3. 自分が被害者である証拠を取って置く
交際相手に騙されていたことがわかると、「早く忘れたいから」とメールの履歴を全て消去してしまう人が少なくありません。しかし、メールや手紙などの文章は、訴えられたとき役に立つこともあるのです。
「相手が既婚者だと知らなかった」、これを主張できる内容のメールなどは、消さずに取って置くことを強くおすすめします。
できればパソコンに転送するなどして、二重に保存しておくべきです。この時「なぜだましたのか」と問い詰めるメールも一緒に取っておけば証拠のサポートになるので、確実に送信履歴を抑えておきましょう。
不倫の訴えは、「知ったとき」から3年、不貞行為が終わって以降20年以内であれば慰謝料を請求することができます。
忘れた頃に相手の配偶者から連絡が来ることもあるので、その後も証拠はきちんと管理をして残しておいてください。
4. 素行調査をお願いする
相手がどこまで嘘をついていたかはっきりしない場合は、探偵や調査会社にお願いすることも視野に入れておきましょう。
仕事場や家族構成など、現実をしっかり把握しておけば事前の準備ができます。既婚者であること以外にも嘘をつかれていた場合はそれらを箇条書きにして、メールの証拠があれば一緒に残しておきましょう。
いざという時に身の潔白を証明するためには、下準備しておくことが大切です。
まとめ
上記の対策は、あくまでも既婚者であることを知らなかった場合です。
解っていながら不倫をしたケースには当てはめることができませんので、くれぐれも注意をしてください。
信じていた相手に裏切られた時、怒りで我を忘れる瞬間もあるかもしれません。しかし、一度気持ちが落ち着いたらその後は冷静に対処をするよう心がけてください。二度とだまされないためにも、賢明で確実な対処が肝心です。